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―手足とカイロ―

手や足の症状にも、カイロ適応のものがいっぱいあります。

 <手首(手関節)と足首(足関節)>

 

手首と足首(含む甲〜指周辺)は構造が似通っていますのでひとくくりでご説明いたします。

手首の方が症状が多岐に亘りますので、まずは手首に関わることから。

 

手首周辺の症状では、俗に言う「腱鞘炎」が有りますね。

手の使いすぎで、指や手首を動かす筋肉の先の腱や腱鞘(腱の通り道)の炎症です。

他にも手首の手のひら側の靭帯の炎症による「手根管症候群」なども有ります。

炎症を生じている際には、第一義的には整形外科で炎症に対する処置など、必要な診療を受けることが必要です。

 

ただ、なかには整形外科で検査を受けても炎症反応も無く、レントゲン他の検査でも原因が見当たらない場合などは

骨格の歪み由来の場合も多いです。

この時には、カイロが活躍します。

 

手の使いすぎによる疲労蓄積でも関節を構成する骨の位置がずれて、関節自体が固くこわばってしまいますし、また

強ばった関節や骨の位置異常によって神経走路(神経の通り道)も狭くなってしまいます。

狭くなった神経走路で圧迫を受けた神経は、シビレや痛み、筋肉の使いにくさなど、いろいろな神経症状を呈します。

 

一旦強くズレてしまった関節は、ストレッチなどでは戻りませんので、カイロなどの外的刺激によって位置を戻したり、

関節の固着を解く施術が効果的です。

 

肘や手首の固着や骨の位置異常は、自覚するのが難しく、当院でも指や手首の症状を訴える患者さんに、手関節の

ゆとりの減少・消失や固定不全などの検査を行うことで、初めてご自身に気がついていただくことがほとんどです。

 

また、背骨由来にしろ過労にしろ、肘や手首に何らかの症状が現れている際には、手の甲のアーチが崩れています。

手の骨の位置異常を正すことで、アーチもきれいに戻りやすくなります。

 

足首周辺の不調も、骨盤・腰椎あたりの歪みによって、前述の神経支配の問題や構造的なひずみが足先まで広がる

ことで、整形外科的な問題が生じていなくとも、自覚的に辛い症状を引き起こすことが有ります。

仙腸関節の歪みが坐骨神経を刺激した際などは、ヘルニアと間違えるほどの神経症状を呈すことも珍しくありません。

また、骨盤に左右の高さやヨジレが生じた際に、脛骨(すねの骨)の外側の腓骨が下がってしまい、外くるぶしが足首の

下の骨を押し込んでしまいます。

同時に、脛骨と腓骨の間が離れ気味になり、これが原因で足首のアーチも崩れてしまいます。

神経支配の神経レベルの低下から、後脛骨筋という土ふまずの真ん中を下から押し上げる筋肉の筋力低下も生じ、

骨の構造的なヒズミと併せ、支える筋肉の力不足も背骨の歪み由来から起こるということに成ります。

 

背骨・骨盤・足首を構成する骨などの矯正と、足底周辺の筋トレを適切に行うと、徐々に改善してまいります。

最近は市民ランナーの方々も増えましたので、アーチ由来に相談も増えてきています。

インソールや靴だけの問題では無いのですよぉ。

当然、外反母趾もこれらに関係してまいります。

酷くなってると、治るのは難しいですけどね。

 

手首や足首周辺の症状でも、背骨での神経圧迫を原因とする場合もあり、当院では手首や足首だけを診るということは

いたしません。

身体全体の検査・施術の後に、改めて肘や手首の状態を検査し、必要であれば当該箇所のアジャストメント(施術)を

施します。